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30.07.2010, Fri

☆ 月うさぎ ☆

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4月26日の午後4:30ごろのことになるんですけれど、きなこのうさぎ、クロがお星様になりました。

お星様になった、より、月に帰った、としましょうか。

個人的に星より月のほうがすきですし、うさぎは月にすんでいますしね。

私たちがホノルルにつく3~4日前ぐらいから全然物を食べなくなり、きなこがバナナをつぶしてスポイトで食べさせたりしていましたが、回復しませんでした。

シドニーについてきなこに連絡すると「クロ死んじゃった」と。

出発の朝はもう大丈夫かなーって思ってたんでけれどね。

昼過ぎにVETにも連れて行ってしばらくはForce-feedingするように言われてたらしいのですが、それから何時間かして、のことでした。

   DSC05105.jpg

ネザーランドドワーフという、とっても小さな種類のうさぎ。

黒いうさぎだから、ということでクロ。

2006年の9月、きなこのお誕生日のプレゼントに買ったのですけれど、買った当時は両手ですくうようにして抱っこしたものです。

おそらくクロちゃんのお誕生日は6月だったと思われるので、4年生きたことになります。

月並みな言い方なんですけれど、こんな小さいのですけれどその存在は大きく、きなこはもちろん前夫にとってもとってもとっても特別で大切な存在でした。 

もちろん、私にとってもですが。
   2a62flw.jpg

前の夫は色々なことがあって親の愛情を受けない形で育ってきたので、実際にはみたことはありませんけれど小さいときにしてきた話をきくと、動物に対して愛情もかけらもなかったような人でした。

私がオーストラリアにきてからはクロはきなこと一緒に前の夫のところに引越しましたが、それからの前の夫のクロのかわいがりようは、正直なところ驚くものがありました。

時にはクロにあげる野菜やフルーツのために、買い物にいってたそうです。

クロを抱っこしながらインターネットをやってるときなこから聞いたときには、100%信じられませんでした。
   j75gfr.jpg

私は、人にはそれぞれにその人だけの人生があって、そこにはその人がどうしても通っていかなければならない道があり、それはどんなに近い家族であっても立ち入ることのできないものなのだと信じています。

きなこをハワイに残すことについては考えることがたくさんでしたが、それは私の人生の中で、私が考えること。

私の人生があって、そしてきなこの人生があり、前の夫の人生がある。 そしてこれらはすべて関係するところはあるけれどまったく別のもので、それぞれの中でそれぞれが、自分で答えをだしていかなければいけない。

そして、私ときなこの関係があるように、前の夫ときなこの間にも私のそれとはまったく別のものがある。

最初はこう考えることが自責の念への言い訳、とおもってきたこともあったのですが、クロをかわいがる前の夫をみていて、確信へかわったのですよ。

前の夫はクロを通して、気づかぬうちかもしれませんが、自分でかわっていったのでしょう。

クロはそういう役割も、していたのでした。
   kuro02_20100729133242.jpg

「物事に対して執着しない」というのも、私が日々の生活の中で自分に言い聞かせていることですが、これは物だけに限ったことではありません。

こうなりたい、という強い願望に対してもそうですし、思い出もまた、執着の対象になると思っています。

強い願いをもつことは大切ですし、また思い出を大切にもっていることも必要なことと思います。 

だけど、どこかに距離を置いてそれらを放たなければ、それらから自由になることができないと思います。

クロが死んじゃったということを聞いたとき、シドニーの空港で一瞬パッと意識が飛びましたが、なぜだかそのあと急にその思いが強くなりました。
   mn.jpg

でもね、なんというか、「執着しない!」っていう気持ちを強くした、というよりは、その言葉から「先を楽しみにしよう!」っていう言葉に変えよう、って思ったのです。

執着しない、と、後ろをみないで前だけを見ていく、って同じことだと思うのです。 だから。

今まで、執着しないでいようって思っても、やっぱり人間ですから、なかなか難しいものがありました。

ちょっとくだらないところでいうと、たとえばきなこがいたときのこと、その1日1日、一瞬一瞬を絶対に忘れたくない、って思ってて、飛行機の搭乗券とか、一緒にいったときの映画のチケットの半券とか、捨てられなかったのです。

記念、とかいってたんですけれど、なんというかそれらのものがきなこがいたことの証しだったからです。

それにしがみつく、私もいたのです。

でも、こちらに戻ってきてから全部捨てました。

シドニーの空港でクロのことを聞いてから、家に帰ったらすぐに捨てるんだ、って思ってたのです。

今年の分と、去年からとってあったもののすべて。

だってこれから先、まだまだきなこは来るんだし。

来年にまた同じように搭乗券をもって飛行機にのり、映画館で映画のチケットの半券をもらうんだし。

だから過ぎた日を思い出すのはいいけど、「あのときに戻れたらなー」って思うんじゃなくて次が早くくることを思ったほうがいい、って思ったのです。
   34eur8l.jpg

ハワイの前の夫の家は24時間キッチンにおいてあるラジオがつけっぱなしになってるのですが、片付けながらきいてたら、こんなことを言ってました。

「物を捨てる、ということはとっても大切なこと。 いらないものは捨て、新しいものが入ってこられるスペースを作ることが必要」

今回のきなこと前の夫の引越しは、10年間すんだ家のものすごい量のものを処分しなければならなかったのですけれど、きなこと前の夫にとってとてもよい節目なのだと思います。

大切なクロはいなくなってしまったけれど、それを含めた、新しい生活が始まる。

クロは、こういうこと、よくわかってたのかなーって思うのですよ。

前の夫が「そういえば3週間前ぐらいから、クロが妙にナイスだった」といってました。

クロは知っていて、きなこが帰ってくるまで待ってたのでしょう。

普通だったらホテルに泊まる私も家にとまったので、ホテルに泊まってたらきなこはずっと外で、クロの面倒をここまでみられなかったと思うし。

偶然のような、必然。

思うと悲しいより、こんな小さなクロが動かした大きな大きなことに、そして目には見えない大きな大きな運命や宿命に、感動して泣けちゃうのです。

生きているということはこれ以上にないほどすばらしいことだし、死は終わりじゃない。

死してこそできること、たくさんあるのです。


クロの灰は来年オーストラリアにもってきて、うちの庭に埋めることにしました。

お庭、気に入ってくれるといいけど。


今までほんとにありがと、クロちゃん。 これからもきなこのこと、見守っていてあげてね。

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くんちゃん

Author:くんちゃん
2008年9月15年間住んだハワイからアデレードに引越してきました。 家族は夫Hunnyと娘きなこ(ハワイ在住)、ウサギのクロ(ハワイ在住)、そして犬のさくら、ゆずです。  















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