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12.07.2013, Fri

☆ Children ☆ 3

   20130527_125017.jpg

☆ Children ☆    はこちらから
☆ Children ☆ 2  はこちらから
  


今でも私が引きずっている母から言われたこと、されたことを書いてみようと試みたのですが、それは大変に難しい作業でした。

言葉に改めて書くととほんとに当たり前のような些細な毎日の出来事のようになってしまう。

うまく伝わらない気がして、書いては消し、書いては消しの繰り返し。

文章を読み返せば、なんだ、こんなことを思い続けてきたのか。

そう思うとそんなことをこだわってきた自分にが恥ずかしく、がっかりしてしまうような。

本当は些細な毎日の出来事だったのかもしれません。

ただ、私の心の中で何かの理由で長く、そして深く引きずっているだけのことかもしれません。

でもそれがそこにある限り、私は抱え続けるのです。


今回は私からみた母という人のことを、書いてみたいと思います。

これについてもやっぱり難しく、書いてしまえば普通のような、はたまたありえないような平ったいものになってしまいますが、

それはそれでよしとしてみたいと思います。

もしかしたらそれをそのように受け止めることで、私の中の問題は解決するのかもしれません。


母を「こういう人」と一言でいうのは難しいですが、あえて言うのなら母は

いつまでもお姫様でいたい人。

決して「お姫様」なのではなくて、「そうありたい」人。 「そう扱われたい」人。

そう勘違いしている人。

年のはなれた兄と弟の真ん中で女の子一人という環境で育った母は、まるで一人っ子のように、

平たく言ってしまえばいろんな意味でたくさんの注意(Attention)を浴びてきたようでした。

母がどのように育ってきたかは母からきいた本当にごく少量の情報と、姉からの話だけの判断なので私には本当はどうだったのかはわかりません。

先にもかいたように母は「お姫様でいたい人」のため、そういう願望も話の中にふくまれていたのかもしれない部分は多くあると思います。


とにかく母は自分が中心であり、かわいがられる、ということに、とても執着をもっていたように思います。

自分が特別であること。 特別でありたいこと。 特別でなければならいこと。

これは彼女にとってとても重要な部分であるといえると思います。

そして今書いていてふと思ったのですが、

「特別でなければならない」という言い方がとてもここではふさわしい言い方のように思います。

そこに母の「強い我」というか「意地」というか、そういうものを表現できるからです。


子供のようにはしゃいだりすることがトレードマークで、「子供みたいね」という言葉を一番のほめ言葉として受け取る人。

それがいやみが含まれたニュアンスだった場合、「その人は子供のように無邪気でいられる自分をねたんでいるのだ」と心から思える人。

でも実際は「子供みたい」なのではなく本当に「子供」であり、 

守るより守られたい、ほめるよりほめられたい、支えるより支えられたい。

万事において、そういう人でした。

相手が自分の生んだ子供であっても。


結局は、自分から自分の幸せを見つけることのできない人なのだと思います。

結婚すれば夫から、子供がうまれればその子供から、

自分は守られ支えられ幸せにしてもらうのだ、というのが母の軸なのだと思います。

軸というはっきりしたものでは、ないのかもしれません。

ある意味「まわりから幸せにしてもらう」ということ以外、彼女は方法を知らないのだと思います。


あるとき、母からこんなことを聞いたことがあります。

「いつかお父さんに『分ていうものを知れよ』といわれたことがあるんだ」と。

父がなくなってずいぶんしてからのことです。

昔話の中での、あれもこれもと希望を出す母に、父が言った言葉でした。

私はこれをきいたとき

この父の一言にすべてが集約されていると思いました。

そして私の母に対してもってきた感情はまちがってないと思いました。



シロツメクサで作った冠をかむったお姫様は

その冠が金や宝石でできているという夢の中で生きていました。

そしてその子供たちにあなたたちはそんなお姫様の子供たちなのよと言い聞かせ

子供たちの履くどろどろのくつを磨くこともなく

子供たちの着るぼろぼろの服を繕うこともなく

子供たちのまるで鳥の巣のように絡まった髪の毛を梳かすこともなく

子供たちの泥だらけの顔をふくこともなく

遠くに見えるお城の王子様へ嫁ぐよう言い聞かせてきたのです。


お城での振舞いや言葉遣いなども全く教わらぬまま、

そのままの格好で舞踏会にでかけた子供たちは

当然のごとく美しく着飾った人達から好奇の目にさらされ

さらには誰にも相手にもされずにすごすごと帰ってこなければなりませんでした。

どれだけ子供たちが王子様とは生きる世界が違うのだ、

子供たちには子供たちにあった生活があるのだと訴えても、

シロツメクサの冠のお姫様は一切聞く耳をもちませんでした。

どれだけ子供たちの考えが間違っているか。

どれだけ子供たちが意気地(いくじ)がないか。

どれだけ子供たちを情けなくおもっているか。

王子様と結婚できるのに、自信をもたないのは馬鹿だ。

そういって

目と口をきつく閉じ、ひじをはり、鼻を横に向け

子供たちに後ろ足で砂をかけたのでした。


シロツメクサの冠のお姫様は

本当はいつも夢と現実の狭間に立って幸せではありませんでした。

いつも本当の宝石のついた冠をかむりたい。 

そう思っていましたが、なすすべはありませんでした。

それはシロツメクサの冠のお姫様自体が

お城での生活にふさわしい振る舞いをできるような努力を、ひとつもしたことがなかったからです。

その努力の方法を、全く知らなかったのです。

どうしたらよいか、考えることもありませんでした。

なので子供たちをお城へお嫁にいかせることで

一緒についていく自分が本当の冠を手に入れらることを心から願っていたのです。

でもすべては「そうできる」「そうなる」というただ単なる根拠のない思い込みと、勘違いでした。


子供たちは馬車を引く白い馬。

きらきらと光る馬車と立派な白い馬は

シロツメクサの冠のお姫様をお城へとはこんでくれる。

・・・はず、だった。


馬車がかぼちゃにかわるたび、白い馬が茶色いねずみにかわるたび

シロツメクサの冠のお姫様は失望し

かぼちゃや茶色いねずみに背をむけて

退屈そうな、そして不機嫌そうな顔で

小さな家の窓から遠くにかすんでみえるお城を眺めるのでした。




これが、私の中にある、

シロツメクサの冠をかむったお姫様(母)の物語です。





ではまた次回に☆




CATEGORY :
THEME : 家族 / GENRE : 結婚・家庭生活
DATE : 2013/07/12 (金) 07:53:25
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くんちゃん

Author:くんちゃん
2008年9月15年間住んだハワイからアデレードに引越してきました。 家族は夫Hunnyと娘きなこ(ハワイ在住)、ウサギのクロ(ハワイ在住)、そして犬のさくら、ゆずです。  















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