--.--.--, --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[EDIT] [TOP]

15.07.2013, Mon

☆ Children ☆ 4

    20130527_124935.jpg

  ☆ Children ☆ 最初の記事はこちらから
  ☆ Children ☆ 2 はこちらから
  ☆ Children ☆ 3 はこちらから



人は「経験する」というだけの行為では、

経験した事を最大限にいかし、学び、前に進んでいくということはできません。

「休む」という行為をもって初めて、

それまで経験してきたことを細胞のひとつひとつに浸透させ、新しい自分の力としていくことができるのです。

「経験する」と「休む」は対でありながら、常にセットとしてそこに存在していきます。

だから私たちは頻繁に休みを取り入れて、抱える問題から離れる必要があります。

それは問題を客観視する、というふうにもいえるし、故意に忘れようとする行為、という言い方をする人もいるかもしれません。

どちらでも本来はぜんぜん関係ないのです。

私たちは歩き続けるなんてできないし、そんなことは望まれてはいません。

休むことなしに、

その問題の中にある本当の大切な意味を見ることは絶対にできないのです。



私は長い間、母という呪縛のようなものに苦しんできました。

それは大人になればなるほどはっきりとした形として、私の前に現れました。

24歳のときに日本を出てはハワイへいきましたが、それは母から離れるということが直接的な問題ではありませんでした。

むしろあの時は、そのことについては一切かんがえていなかった、というのが正しいかと思います。

あの時の、ハワイへ行くというタイミングは実際は母の薦めがきっかけであったし

幼いころから国外へでることを決めていた私にとっては母が考えていた一時的な移住とは裏腹に

もう日本に戻って住むことはないという永遠的なものであったけれど、

そこには私が変えていかれるだろう未来だけが存在していて、

それから起こりうるだろう苦悩のすべてを糧とするのだという気持ちだけでいっぱいで

ただひたすらに導かれた方向しか見ていませんでした。


ハワイに行ってからしばらく、私と母の関係が少しかわっていきました。


私の母という人は、とにかく自分自身を子供たちの人生に乗せ、その人生を一緒に生きるということをしたがる人。

悪い言い方をすれば、寄生。

だから子供たちの人生は母にとってエキサイティングな、そしてなにより人に自慢できる立派なものでなければなりませんでした。

私がハワイにいることによって頻繁に、長期にわたってハワイを訪れる、そうできることが母の大きな自慢になっていたのだと思います。

母は常にたのしそうでした。

あのころは手紙のやり取りをしていましたけれど、ハワイがあるということが母の毎日の励みとなり、それだけで幸せに暮らしていけるのだと書いていました。

一人暮らしをしていた私にとっても母の滞在はうれしく、学生だった最初の2年間は母との関係はそれまでにないほど良好でした。

母が幸せそうに、楽しそうにしている姿をみることは、それにかかわった私自身が認められてたようでとてもうれしかったのです。


しかしながら、やはり母の呪縛というものはいつも私について回りました。

あるとき、レスポートサックというお店のセールにいったときに、無地のバックパックがとても安くなっているのを見つけました。

それはベージュで、シンプルで、とても気に入りました。

どんな色の洋服にもあうし、いつでも使えるし、と思ってそのバックパックを購入しようとしたとき。

例のごとく母の声がきこえてきました。

  なんでそんな地味できたない色をえらんだの?  
  そんな色、貧乏くさくてほんといや。
  あたしなら絶対にかわない。
  ショッキングピンクとか、きれいで鮮やかな色を選ぶね。

私は文字通り意を決して自分の希望を通しそのバックパックを買いましたが

その後もそれを使うたびに、本当にこの色でよかったのだろうか? やっぱり私センスないんじゃないかな?と考え続けました。


そんなあるとき、私は友人にいったことがあります。

私は母が私にしてほしいと思う人生を生きていく。

そうすれは母はいつも幸せでいてくれるし、それは私を幸せにするから。


卒業のとき、その友人は私に言いました。

あのときのくんちゃんのあの考えは間違っているといいたかった。

くんちゃんはくんちゃんの人生をいきるべきで、母親の人生をいきるべきじゃない。


母の望むようなことをして生きていくということは、実は私にとってある意味楽な生き方だったといえます。

否定されることもないし、母の顔色をうかがって生きていく必要もない。

なによりも、母に認められたい、ほめられたいという私の中の小さな取り残された子供たちがが満たされ、癒される。

それが一番の解決策だと、思っていたのです。


しかし良好と思われた関係もつかの間。

私がオアフ島からカウアイ島へ移動するというあたりからその関係はかげり始め、

前の夫と出会ってから決定的に崩れました。

それらは母のプラン外のことで、おそらく受け入れたくなかったのだと思います。


それから長い長い間、私は自分自身の独立した生活の中で起こる問題と母という人との問題の間で、

苦しみ続けることになるのでした。


私には今でもどうしても理解できない。

なぜ母は、子供が一生懸命にその人生を生きようともがいているときに

火に油を注ぐようなことをしなければならなかったのだろう。

そうすることで

子供の中の自分の立場や存在というものを、確認したかったのだろうか。

自分を一番に考えて。

そういいたかったのだろうか。


でもそれは逆効果であるということを、母は気づいていない。


きなこがやっとお座りができるようになったころ、母は私を訪ねてカウアイ島へやってきました。

あんなに私の前の夫を嫌っていたのに、なんだかんだいって私たちの住むアパートに滞在していた母。

私はすでに仕事に戻っていたので私がいないときは前の夫が母にご飯をつくり、

私が休みのときや仕事の前などは、母を外に連れて行っていました。

前の夫と私はそのころ交代できなこをみていたのですが、母がきなこを見てくれるときはつかの間の自由が訪れるわけですので、

そのことでは私たち二人とも母にとても感謝していました。

私の中で、母がそのときに私たちを訪れるということは

一般的に娘が出産のため産前産後に実家に帰るみたいに母が私を手伝ってくれるのだ、という感覚をもっていました。

母はもちろんきなこを散歩につれていってくれたり見ていてくれたりはしていました。

しかしながら、私が喜んで母がそうしてくれていることで助かっている旨を伝えると急に不機嫌になりこういいました。

 今後もこういうことを期待されるなら
 お金を支払ってもらわないと割が合わないね

ある日みんなで外で食事をして、

そのレストランの入り口にあった小さいクレイジーシャツのコーナーのあったとあるTシャツを母がみて「あれ、かわいいよね、買おうかな」といいました。

それを前の夫に伝えると「きなこを見てくれているからお礼の意味もこめてお母さんにプレゼントしよう」と、Tシャツを買いに行ってくれました。

その日の夜、きっと喜んでくれるだろうと思いながら前の夫と私の感謝のきもちだとTシャツを母に渡すと、母はこういいました。

  Tシャツこれ1枚だけ? 2枚もらってもいいぐらいだよね。
  だいたいこんなものじゃ、ごまかされないけどね。
  まぁいいや、今回はもらっておくけどね。


母にとってそのときの滞在は、母が望んでいたものではなかったのでしょう。

でもどうして、一目で見て大変だとわかる娘の生活を助けることが、親としての自分の幸せにならなかったのでしょう。

どうして休む暇もなく家事や育児や仕事をしていて疲れている娘に追い討ちをかけるように、

たまにしかこないし親なのだからと、自分に時間を費やすよう希望できるのでしょう。

もしこれが私の思い過ごしなら、誤解なら、私の甘えからくるものなら

私は人生のほとんどを無駄に費やしてきたのかもしれません。


でもそれはそれで、なにか意味があったのでしょう。



とにかくそんな母をみて私は改めて自分の甘さを思い知り、

もう母の幸せを考えて生きていくことはできないと悟りました。


私は完全に母から独立しなければいけない。

もう絶対に母に私の人生を振り回されるようなことを私が許してはいけない。


それは遅くきた私の親離れだったのかもしれませんが

私は硬く高い壁を、私と母の間につくったのでした。


そして娘きなこにはこんな思いは決してさせないと、

固く固く心に誓ったのです。






ではまた次回に☆





CATEGORY :
THEME : 家族 / GENRE : 結婚・家庭生活
DATE : 2013/07/15 (月) 08:24:52
[EDIT] [TOP]



カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -



プロフィール

くんちゃん

Author:くんちゃん
2008年9月15年間住んだハワイからアデレードに引越してきました。 家族は夫Hunnyと娘きなこ(ハワイ在住)、ウサギのクロ(ハワイ在住)、そして犬のさくら、ゆずです。  















★ ★ ★





★メールもどうぞ★

くんちゃんと話してみたいけどコメントを残すのはちょっと・・・と思われる方はぜひ、メールくださいね☆

名前:
メール:
件名:
本文:



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



検索フォーム



(^-^)/



♪ ブログ村 ♪



Copyright © アデレ~ド@はあと♥ All Rights Reserved.
テンプレート作成:きなこ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。